「野草天ぷらを食べる会」
「NPO法人久喜自然を愛する会」は、自然観察会を通じて身近な自然について考え、野草保護活動を中心に取り組んでいます。活動地域は久喜市およびその近郊です。活動内容は、野草観察ふれあいウオーク、自然観察バス旅行、野草保護活動、学校ビオトープ活動などです。
「足元から自然を学び、現在ある自然を次の世代に残そう」をモットーに地道な活動をしています。
また、「七草粥」や「野草天ぷら会」では会員が一緒に野草を摘んで粥や天ぷらにして食べると言うユニークなイベントです。
4月のある日「野草のてんぷらの会」を実施しました。食材とする野草を前日に摘み取に行きました。場所は会で管理している埼玉県久喜市の中土手地域です。広々とした田園風景が広がっています。小雨が降る中、ノビル、ヨモギ、ワラビ、イタドリなどの新芽をたくさん摘み取ることができました。こうして翌日の天ぷら会の材料は整いました。
翌日皆さんはエプロン、バンダナ、マスクを着用して張り切っています。そして、慣れた手つきで数多くの天ぷら揚げました。食すると野草の苦みや香りが口の中に広がり、それぞれに違う味わいがあって、飽きることがありません。野草の天ぷらとクコ飯を食べながら野草談議は一段と盛り上がりました。自然の中で野草を採集その後、天ぷらにして皆で食べる。この自然愛する仲間たち一緒に過ごす時間はとても楽しく、貴重でした。
私は2年ほど前に入会した新人です。会員の多くは野草の達人で、野草の名前、開花時期、生息地などやたら詳しい人達です。会長の藤浪さんは野草の研究家として知られています。皆さんは私に親切に教えてくれます。でも、最近認知機能が衰えてなかなか覚えられません。覚えてもすぐに忘れてしまいます。そんな時の味方はグーグルの検索機能と話題のチャット GPTです。
自然の中でたくましく育つた野草。彼らは、山や野原に力強く生き残り、私たちに癒しと安らぎを与えてくれます。山野草を愛する心とは、自然を大切にし、その美しさを感謝する心です。
<追記>
デンジソウの保護は当会の重要な活動の一つです。 この野草は低地の水田や池、沼などの湿地に自生しますが、開発や農薬などの影響で生育地が減少し、絶滅危惧種に指定されています。当会では、県、市や地元の学校の協力を得で、大規模な移植計画を進めています。
2023年4月 編集:独法師
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